IMPLANT MANUFACTURERS & COMPATIBILITY

インプラントは互換性なし!

インプラントは素材こそ各社似ていますが、器具・パーツ・ジョイント構造に互換性が全くありません。だからこそ、シェアと信頼性のあるメーカー選びがとても重要です。

現在、日本で手に入るインプラントは50メーカー程度あると言われています。素材的にはほとんど同じでも、メーカーによって器具やパーツに互換性が全くないことをご存知でしょうか。あまり普及していないインプラントを選んでしまうと、後々大変なことになる場合があります。

インプラントの素材と形状の変遷

現在、日本で手に入るインプラントは50メーカー程度あると言われています。1980年代では、アルミナ(人工サファイア)、バイタリウムと言う金属、ガラス等、各社違うものが発売されていましたが現在では殆どのメーカーが純チタン製又は、チタン合金製となりました。両者の違いは、強度に有ります。チタン合金の方が明らかに強いと言われています。

又、形状も、以前は、板状の物から、棒状の物まで様々な形状が有りましたが、今では、棒状の物ばかりになりました。

表面加工の種類

あとは、表面をザラザラにした加工や、表面を酸化させたり、アパタイトと言う物質を吹き付けて有るものの3種類です。表面に加工をするのは、骨が付きやすくしたり、アレルギーを起こしにくくするためです。中でも、最近ではアパタイトと言う物質をチタン合金の表面に吹き付けて有るインプラントが好んで使われる様になってきました。それは、ザラザラ加工をしたインプラントや酸化処理したインプラントより、1、2ヶ月早めに骨に付く性質があること、近年では骨の少ない部分に埋める場合、骨を造成するテクニック(GBR:後述します。)と併用する場合には、アパタイトインプラントの方が適するからです。ただ、以前の様に、メーカー毎の違いはさほどなくなり、乱暴に埋めなければ、どのメーカーのインプラントでもチタン系ならば骨に結合します。

JMM社の棒状(スクリュー型)チタンインプラント本体の写真
JMM社のインプラント(パンフレットより)

インプラントは互換性なし!

しかし、インプラントによって決定的な違いも有ります。それは、使用する器具の方なのです。インプラントは簡単に言ってしまうと、骨に穴を開けてそこに、ビスの様なインプラント本体を埋め込むだけなのですが、インプラント自体を触らない様に、必ずインプラントの上に触っても良い部分がドッキングされています。そのドッキングされている部分を外すネジの形状も各社バラバラなのです。更に、インプラントは、インプラント自体と歯の咬む部分に相当する部分をネジで結合させているのですが、その結合構造も各社、特許等を持っているらしく、独自のジョイント構造をしています。その部分に使うネジや器具も、各社全く違うのです。つまり、素材的には殆ど一緒のインプラント本体も、A社の器具では、B社のインプラントには全く応用できないのです。

六角形のジョイント構造を持つインプラントの断面イラスト。インプラント本体と上部構造を六角形で接合している
六角のジョイント
五角形のジョイント構造を持つインプラントの断面イラスト。メーカーごとに接合部の形状が異なることを示している
五角形のジョイント

部品・器具の供給が止まると、お手上げに

インプラントは長年、口の中で機能していると、ネジが緩んだり、希に折れたりする場合も有るのです。その時に、その器具やネジが生産中止や、輸入中止になってしまったら、もうお手上げです。過去にも、日本で広く使われたインプラントが、一切の部品や器具の輸入を商社が取りやめてしまった為に、患者さんがとても困った話がありました。その様な事を考えると、日本製で、最も信用の置ける会社が良いのではないかと私は思っております。

あまり普及していないインプラントは後々大変です

インプラントの歯に相当する部分がカタカタと動く場合で噛んでも痛くない場合、その多くは上部構造をインプラントに留めているネジが緩んでいる場合が多いです。この様な場合、ネジを絞れば良いのですが、前述の様にネジを絞めるドライバーの形状がメーカー毎に違います。よってどこのメーカーのインプラントを使ってあるかが重要になります。レントゲン画像でインプラントの形状を見ると大方のメーカーの予測は付くのですが、メーカーが分かっても、インプラントシリーズが違う場合もあり、最終的にはその行った歯科医院に問い合わせをするしか無い場合が多くなります。そうなりますとある程度の規模の歯科医院で行う必要もあるかもしれません。そして、インプラントのメーカーが分かった場合でも、引っ越し先等でそのインプラントを使っている歯科医院が無かった場合も結構大変なのです。よって、ある程度のシェアを持ったメーカーのインプラントが良いです。

当院が採用するインプラント

当院では現在、米国のメーカー、バイオホライズン社のレーザーロックインプラントを使っています。このインプラントは日本においてのシェアもかなりあます。そして最大の特徴はインプラントの首の部分に軟組織が付着してインプラント周囲炎を防ぐ作用がある唯一のインプラントと言われています。又、インプラントと上部構造を繋いでいるネジ(スクリュー)が緩みにくいのも特徴です。

バイオホライズン社 レーザーロックインプラントの特徴

  • 日本においてのシェアもかなりある
  • インプラントの首の部分に軟組織が付着し、インプラント周囲炎を防ぐ作用がある唯一のインプラントと言われている
  • インプラントと上部構造を繋いでいるネジ(スクリュー)が緩みにくい

インプラントでお困りの方へ

他院で入れたインプラントの不具合や、メーカーが分からずお困りの方も、まずはお気軽にご相談ください。レントゲン画像などからメーカーの予測を行い、対応可能かどうかをご案内いたします。

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