Q.上顎で骨が薄いときはどうするのですか
A.上顎の奥歯の骨はかなり個人差があります。
上顎の奥歯(大臼歯相当部)の上は上顎洞と言う空洞が存在しています。これは副鼻腔の一つです。その部分に、歯が埋まっている時はそれなりに骨が有ったはずですが、歯を抜いてしまう事により、骨が薄くなってしまう場合が多いです。つまり奥歯の垂直的な骨の厚みが少なくなってしまうのです。実際には骨の高さが1ミリ程度のペラペラになっている人から2センチ以上ある人まで様々です。では、インプラントをするには、どれくらいの骨の厚さが必要なのでしょうか。理想的には8ミリ以上で、出来ることなら1センチほしいです。でも、前述したように、そうでない人も沢山おられます。以前なら、その様な場合はインプラントはできないでした。しかし、色々な骨を作る技術の進歩により、現在では埋められるようになっております。以下に上顎の骨の模式図を示します。(上顎骨を木の箱に例えてあります。)
骨の厚みが無くて充分な維持ができなさそうな場合は、下記のテクニックを用います。