ネジ留めインプラントとセメント固定インプラント
インプラントがダメになる要因の一つにインプラントの周りに炎症が起こる事があります。インプラントは顎の骨の中に埋まっているので、炎症を起こす場合の多くは歯と同様に、歯に相当する上部構造とインプラントの境目から起こります。つまりその部分が不潔になるとインプラント周囲炎をおこしやすくなります。その不潔になる要因として歯垢以外の原因もあり得るのです。それはあるタイプのいプラントで用いる歯科用のセメントの残留物です。これが異物のなり、その周囲に歯垢が付着してインプラント周囲炎になる場合もあります。 それでは、このセメントが残ってしまい易いインプラントの説明をいたします。
インプラントはインプラント本体(フィクスチャー)と歯に相当する部分(上部構造)に分かれます。つまり根に相当する部分と人工の歯に相当する部分に分かれます。
それをどう繋ぐかの違いです。簡単に言えば、チタン製のネジで留めるのかそれとも、セメントで接着してしまうかです。歯科用語的には、スクリュー固定(スクリューリテイン)・セメント固定(セメントリテイン)と言います。