舌痛症の原因
- 微小外傷
- 舌粘膜や口腔粘膜の披刺激性の亢進
- 粘膜上皮の再生能力の低下
- 唾液分泌低下による保湿度の低下
- 常用薬の副作用
- シェーグレン症候群によるもの
- 神経系の異常
口の中の乾燥と大きく関係しているそうです。
診療時間 | 月曜日-土曜日
9:30-13:00 / 14:00-18:30
口の中の乾燥と大きく関係しているそうです。
食事時には痛くないが、何もしていない安静時に痛みがある。
※薬剤には、適応症が決められており、舌痛症に適応が認められている薬剤は無い為に健康保険による処方はできないのです。
口腔乾燥が原因である場合。
サリグレン、エボザック
塩酸セベメリン製剤。唾液腺のムスカリン受容体に作用して唾液分泌を促進する。胃液や汗も出やすくなる。シェーグレン症候群以外にも有効であるが、保険適応がむずかしいです。
この薬はかなり作用が強いので持病等を考慮する必要が有ります。胃潰瘍などの消化性潰瘍等の疾患を憎悪してしまう恐れが有ります。
1日3回、1カプセルずつ服用すると有りますが、作用が強いので1日1カプセルから開始すると良いそうだ。どちらにしても慎重投与だと思います。
「証」を診る必要があるが、目安として。
・白虎加人参湯 常用薬剤が原因と思われる時や黒毛舌。
・五苓散 舌に歯の痕が付いている様な場合。
・十全大補湯 溝状舌や舌乳頭が失われている場合に乳頭を再生させる。
・半夏寫心湯 地図状舌。
・六君子湯 舌苔過多。
いずれも、3ヶ月から6ヶ月服用する必要あり。やめる場合も、暫減させる。保険適応外です。